110B22

ランダム化比較試験〈無作為比較対照試験〉においてランダム割付を実施する目的はどれか。
治療中断の防止
偶然誤差の制御
治療内容の盲検化
比較群間の均質性の向上
患者の試験への参加率の上昇

解答: d

110B22の解説

a・e 患者の希望により割付を行ったほうが治療中断は少なくなり、参加率も上昇するはずだ。
b 偶然誤差を制御するためには被験者数を増やして対処する。
c ランダム割付をすることは治療内容を盲検化することにつながる。両者に因果関係はあっても、一方が他方の目的になることはない。
d 正しい。ランダム割付により対象となる集団が均質となる。このためエビデンスレベルが高い試験に位置づけられる。

正答率:54%

テーマ:ランダム化比較試験でランダム割付を実施する目的

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