109I45

79歳の女性。左内眼角部の腫脹を主訴に来院した。1週前から腫脹と発赤とが徐々に増強し痛みも強くなってきたため受診した。顔面の写真を別に示す。
まず行うべき検査はどれか。
組織診
涙液培養
眼窩部CT
超音波検査
フレアセルフォトメトリ

解答: b

109I45の解説

顔面の写真より涙嚢炎を考える。抗菌薬投与をすることとなるが、そのために起炎菌を同定すべく、培養を行う。106D58の類題。
a 悪性腫瘍を疑った場合に実施する。
b 正しい。上記の通り。
c 涙嚢は眼窩内にあるため、炎症の広がりをみるためにCTは有効。ただし、まず行うべき検査ではない。
d 眼球の観察に用いることはあるが、涙嚢の観察に超音波検査は適さない。
e 前房の炎症をみる際に実施する。

正答率:89%

テーマ:涙嚢炎の検査

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