109E5

へき地医療について正しいのはどれか。
へき地診療所は一次医療圏ごとに設置されている。
へき地保健医療計画は地域医療支援病院が策定する。
へき地医療拠点病院は代診医派遣の役割を担っている。
へき地巡回診療車は地域の救命救急センターから派遣される。
へき地医療支援機構はへき地を有する市町村に設置されている。

解答: c

109E5の解説

へき地医療の中心は都道府県である。
a 「おおむね半径4kmの区域内に他に医療機関がなく、その区域内の人口が原則として人口1,000人以上であり、かつ、診療所の設置予定地から最寄医療機関まで通常の交通機関を利用して(通常の交通機関を利用できない場合は徒歩で)30分以上要するものであること」など複数の設置基準が存在する。また、たとえ基準を満たさなくても「都道府県知事が判断し、厚生労働大臣に協議し適当と認めた地区に設置」できる。ゆえに「一次医療圏ごと」のような決まりはない。平成30年時点でへき地診療所は全国に約1,000か所整備されており、都道府県が中心となって整備する施設であるため、イメージとしては二次医療圏(広域市町村;全国に約350)ごとに3個ずつ程度と押さえるとよい。
b 都道府県の策定。
c 正しい。無医地区へ代診医を派遣する。
d へき地医療拠点病院から派遣される。
e 都道府県ごとに設置。

正答率:79%

テーマ:へき地医療について

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