109E45

1か月の乳児。健康診査のため母親に連れられて来院した。母親の妊娠・分娩経過に異常はなく、母乳栄養で体重は27g/日増加している。便は黄色である。皮膚はやや黄染している。胸腹部に異常を認めない。
この児で正しいのはどれか。
便はアルカリ性を示す。
体重増加は不良である。
人工栄養児より便は硬い。
黄疸のため母乳を中止する。
腸内細菌叢としてビフィズス菌が多い。

解答: e

109E45の解説

生後1か月での体重増加は30g/日あればよく、問題ない。皮膚がやや黄染しているのは母乳性黄疸であり、これも特に問題はない。
a・c 母乳栄養児はやわらかい酸性便となる。
b 上述の通り、30g/日が基準であり、問題ない。
d 母乳栄養はこのまま継続して問題ない。
e 正しい。母乳栄養児ではビフィズス菌優位となる。

正答率:84%

テーマ:母乳性黄疸をみる児について

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