109G20

出血傾向と疾患の組合せで誤っているのはどれか。
下肢の点状出血 --------- 免疫性血小板減少性紫斑病
関節内出血 --------- 血友病A
口腔内粘膜の紫斑 --------- 再生不良性貧血
歯肉出血 --------- 急性前骨髄球性白血病
鼻出血 --------- 赤芽球癆

解答: e

109G20の解説

a 免疫性血小板減少性紫斑病〈ITP〉では血小板減少により点状出血をみる。
b 血友病では凝固因子欠乏により2次止血機構が低下する。これにより関節内や筋内に深部出血をみる。
c 再生不良性貧血〈AA〉では汎血球減少をみる。ゆえに血小板減少で紫斑をみる。
d 急性前骨髄球性白血病〈APL〉では血小板減少をみる。また、播種性血管内凝固〈DIC〉を高率に合併するため、歯肉出血をみる。
e 誤り。赤芽球癆では貧血になるため、出血傾向にはならない。

正答率:76%

テーマ:出血傾向と疾患の組合せ

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