108G23

生後6日の健常新生児における循環動態について出生前と比較して正しいのはどれか。
肺血流量は減少する。
左心房圧は上昇する。
肺血管抵抗は上昇する。
大動脈拡張期圧は低下する。
動脈管は開存したままである。

解答: b

108G23の解説

a・c 出生後、肺血管抵抗が低下し、肺血流が増加する。これにより血流の酸素化が可能となる。
b 正しい。胎生期には右心系が優位であったが、出生後は全身に血流を送り出すべく左心系が優位となる。上記のように肺血流からの左房還流も増え、左房圧が上昇する。
d 上記のように、左心からの拍出が増え、大動脈拡張期圧は上昇する。
e 動脈管は生後数日で閉鎖する。

正答率:82%

テーマ:胎児循環と比較した新生児の循環動態

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