108G14

深部静脈血栓症がみられるのはどれか。
再生不良性貧血
von Willebrand病
抗リン脂質抗体症候群
免疫性血小板減少性紫斑病
ヘリコバクター・ピロリ感染症

解答: c

108G14の解説

a 再生不良性貧血では汎血球減少をみる。ゆえに血小板も減少し、血栓は形成しにくくなる。
b von Willebrand病ではvon Willebrand因子が欠損しており、血小板の粘着が障害される。ゆえに血栓は形成しにくくなる。
c 正しい。抗リン脂質抗体症候群〈APS〉では動脈と静脈双方の血栓傾向をみる。
d 免疫性血小板減少性紫斑病〈ITP〉では、血小板減少をみる。ゆえに血栓は形成しにくくなる。
e ヘリコバクター・ピロリ〈HP〉感染と深部静脈血栓〈DVT〉とに直接の関係はない。HP感染がITPのリスクとなるが、その場合はdと同じ議論となる。

正答率:96%

テーマ:深部静脈血栓症〈DVT〉がみられる疾患

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし