107I9

発赤、腫脹および疼痛が強い肛門周囲膿瘍でまず行うべき対応はどれか。
絶食
硬化療法
切開排膿
痔瘻根治手術
人工肛門造設術

解答: c

107I9の解説

a イレウスの存在下では絶食が有用だが、肛門周囲膿瘍の治療とはならない。
b 硬化療法は静脈瘤の治療法。痔核は静脈瘤の一種であるため、(特に内痔核で)硬化療法が有効となる。
c 正しい。切開排膿により、ドレナージをまず行うべき。
d 肛門周囲膿瘍は痔瘻へと移行しうる病態である。ゆえに痔瘻を呈した場合には本選択肢は正答の余地が生じるが、肛門周囲膿瘍へまず行うべき対応とはいえない。
e 膿瘍の拡大により全身状態が悪化した場合に考慮されうる。

正答率:97%

テーマ:肛門周囲膿瘍でまず行うべき対応

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