107I64

15歳の女子。少量の性器出血を主訴に来院した。性器出血は2週前から持続している。13歳の初経以降、月経周期は28~35日である。
現時点で最も考えられるのはどれか。
希発月経
黄体機能不全
機能性子宮出血
子宮内膜増殖症
子宮内膜ポリープ

解答: c

107I64の解説

13歳の初経以降、月経周期が不整な15歳女子。この年齢の女子ではエストロゲンなど性ホルモンの分泌が成熟しておらず、子宮内膜の肥厚と剥離がうまくいかないこともある。頻度的にも機能性子宮出血が最も考えやすい。
a 月経周期が39日を超えた場合、希発月経とする。
b 黄体機能不全では文字通り、黄体が維持できず、黄体期の短縮がみられる。ゆえに出血は(短縮された)黄体期に限定され、2週間もの間性器出血が持続することはない。
c 正しい。上記の通り。
d・e これらは閉経前後に好発する。

正答率:79%

テーマ:機能性子宮出血の診断

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