107H16

造血幹細胞移植で使用する陽圧に保たれた無菌室の模式図を別に示す。一般病室とは扉Iと扉IIとで隔てられており、ベッドの頭側の壁には空気清浄器の供給口が設置されている。ベッドと扉IIとの間には透明なビニールカーテンがあり、カーテン越しに患者の観察や会話が可能である。
感染防御の点から、医師が立つ位置として好ましくないのはどれか。

解答: a

107H16の解説

造血幹細胞移植時には免疫力が低下するため、患者が雑菌にさらされないよう、陽圧無菌室で管理する。が、回診等で医師が訪問することはあるため、その立ち位置が問題となる。
a 誤り。①は患者の風上に該当するため、医師の身体についた雑菌が患者に付着するおそれがある。
b・c ②・③は風下であり、問題はない。
d・e ④・⑤はビニールカーテンの反対側であり、問題はない。

正答率:94%

テーマ:陽圧無菌室で感染防御の点から好ましくない医師が立つ位置

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