107E23

高齢者にアミノグリコシド系抗菌薬を投与する場合、投与量を決定するのに最も重要な指標はどれか。
eGFR
体表面積
心拍出量
ICG試験15分値
血清アルブミン値

解答: a

107E23の解説

a 正しい。アミノグリコシド系抗菌薬は腎排泄性であるため、eGFR(estimated GFRの略;推定糸球体濾過量)の算出が重要となる。
b 体表面積は小児への薬剤投与量を決定する際や、心係数の算出時に重要となる。
c 心拍出量は心係数の算出時に重要となる。
d ICG試験15分値は肝排泄性の薬剤を投与する場合に重要となる。
e アルブミンとの結合率が高い薬剤では低アルブミン血症による薬剤の分布効率低下が危惧されるため測定が重要となる。アミノグリコシド系抗菌薬の蛋白結合率は10%未満とされ、今回のケースでは必要性が低いと考えられる。

正答率:91%

テーマ:高齢者へのアミノグリコシド系抗菌薬の投与量を決定するのに最も重要な指標

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