107C20

30歳の男性。起床後の尿がコーラのような色であったことを主訴として来院した。7日前に咽頭痛と発熱とがあったが軽快した。尿所見:蛋白2+、潜血3+。外観は暗赤色である。尿沈査の顕微鏡写真を別に示す。
障害されている部位として最も考えられるのはどれか。
糸球体
尿細管
腎盂
尿管
膀胱

解答: a

107C20の解説

尿沈査の顕微鏡写真でみられるのは赤血球円柱。血尿があることを示唆している。7日前に先行する感染があったことから、溶連菌感染後急性糸球体腎炎〈PSAGN〉が考えやすい。105G19の類題である。
a 正しい。PSAGNは糸球体障害が原因となる。
b~e これら障害にて赤血球円柱は出現しない。

正答率:86%

テーマ:赤血球円柱を尿沈渣にみた際の障害されている部位

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