107B2

消化管内視鏡像(①~⑤)を別に示す。
内視鏡的粘膜下層剥離術の適応となるのはどれか。

解答: d

107B2の解説

内視鏡的粘膜下層剥離術〈ESD〉は食道癌・胃癌・大腸癌すべてに使用されうるが、適応となる病変がそれぞれ微妙に異なる。粘膜内にとどまる早期癌に適応、とざっくり押さえておけば本問は解決しよう。
a 進行食道癌が疑われる。
b 胃癌であるが、中央部に潰瘍が形成されており、ESDの適応とはならない。
c 胃潰瘍である。
d 正しい。早期胃癌の病期0-IIaと考えられ、ESDの適応となる。
e 進行S状結腸癌である。

正答率:91%

テーマ:内視鏡的粘膜下層剥離術の適応

フォーラムへ投稿

関連トピック