107C11

結核の検査について適切なのはどれか。
痰が出ないときは胃液を採取し検体とする。
末梢血で白血球増多が著明な場合は結核の可能性が低い。
ツベルクリン反応が陽性であれば直ちに治療を開始する。
隔離の必要性を決めるため気管支ファイバースコープで痰を採取する。
結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法〈IGRA〉が陽性であれば直ちに治療を開始する。

解答: a

107C11の解説

a 正しい。胃液内からも結核菌を検出することは可能。
b △。「白血球が増加していても結核でないとは言い切れない」という教育的出題なのであろうが、国家試験の肺結核の過去問はほぼすべてが白血球が正常~やや上昇に設定されており、白血球著増があった場合に結核の可能性が高いか・低いか、の二択であれば低くなる気もする。せめて「結核は否定できる。」という出題にして欲しかった。
c 過去のBCG接種によってツベルクリン反応は陽性となる。ゆえに治療開始の指標とはならない。
d 喀痰採取にわざわざファイバースコープを使うことはない。
e 結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法〈IGRA〉は過去の結核感染でも陽性となる。ゆえに治療開始の指標とはならない。

正答率:82%

テーマ:結核の検査

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