106D14

長期の喫煙歴があり、労作時の呼吸困難を訴える患者の胸部エックス線写真を別に示す。
この疾患で認められる可能性が高いのはどれか。2つ選べ
fine crackles
声音振盪の増強
呼吸音の減弱
胸膜摩擦音
呼気の延長

解答: c,e

106D14の解説

労作時の呼吸困難を訴える患者。長期の喫煙歴がある。胸部エックス線写真では透過性亢進、肺の過膨張、横隔膜の平坦化、滴状心を認め慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉と診断する。
a fine cracklesは間質性肺炎で認める。
b 肺の含気量が増加するため声音振盪は減弱する。
c 正しい。呼吸音は減弱する。聴診の際に聞きにくい。
d 胸膜摩擦音は胸膜炎で認める。
e 正しい。閉塞性障害をきたすため、呼気は延長する。口すぼめ呼吸という。

正答率:85%

テーマ:慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の症候

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし