106I59

50歳の女性。人間ドックのマンモグラフィで異常を指摘されたため来院した。両側の乳房に腫瘤を触知しない。両側の腋窩リンパ節を触知しない。持参したマンモグラフィの病変部を別に示す。
診断として最も考えられるのはどれか。
乳癌
嚢胞
乳腺症
線維腺腫
葉状腫瘍

解答: a

106I59の解説

人間ドックのマンモグラフィで異常を指摘された50歳女性。マンモグラフィでは微細粒状の石灰化病変を認める。乳癌が疑われる。
a 正しい。上述の通り。
b 嚢胞の場合はマンモグラフィで均一な濃度の腫瘤を認めるはず。
c 乳腺症の場合は圧痛を認める。
d 線維線種も石灰化を伴うことがあるが、"ポップコーン状" と呼ばれる粗大なものとなる。
e 葉状腫瘍であれば、境界明瞭な腫瘤影として描出される。112D49の画像Aを参照。

正答率:83%

テーマ:乳癌の診断

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