106H2

腹部の聴診で右下腹部にbruitを認めた。
この所見に関連して、腹部診察で他に認める可能性があるのはどれか。
臍周囲の静脈怒張
右下腹部の金属性雑音
腹部全体の鼓音
右の側腹部の反跳痛
右下腹部の拍動性腫瘤

解答: e

106H2の解説

bruitとは動脈性の雑音である。腹部大動脈瘤〈AAA〉や腎血管性高血圧にて聴取される。
a 臍周囲の静脈怒張は肝硬変による側副血行路を疑う。
b 右下腹部の金属性雑音は腸閉塞を疑う。
c 腹部全体の鼓音は便秘など腸内ガスの増加を疑う。
d 反跳痛は腹膜炎を疑う。
e 正しい。AAAを疑う。

正答率:81%

テーマ:bruitの存在から予想される腹部診察所見

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