105I21

肥大型心筋症で誤っているのはどれか。
β刺激薬が予後を改善する。
左室拡張末期圧が上昇する。
心電図でT波の陰転化を認める。
心筋細胞の錯綜配列が特徴的である。
サルコメア蛋白の遺伝子異常で発症する。

解答: a

105I21の解説

a 誤り。β刺激薬は左室流出路狭窄を増強する恐れがあるため禁忌である。β遮断薬が予後を改善する。
b 左室肥大のため、左室拡張末期圧が上昇する。
c 左室肥大のため、主にV4-6誘導でT波の陰転化がみられる。
d 心筋細胞の錯綜配列は肥大型心筋症に特徴である。
e サルコメア蛋白の遺伝子異常が原因である。

正答率:70%

テーマ:肥大型心筋症〈HCM〉について

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