105H6

輪状暗点を生じ得る病変部位はどれか。
網膜
視交叉
視放線
後頭葉
外側膝状体

解答: a

105H6の解説

視覚伝導路に関する出題。
a 正しい。輪状暗点といえば、網膜色素変性症である。初期ではドーナツ状に視野欠損を認め(輪状暗点)、その後周辺部の視野欠損が起こり、最後に残った中心の視野が徐々に狭まっていく(求心性視野狭窄)。
b 下垂体腫瘍による両耳側半盲が有名。
c 内包後脚から一次視覚野へ至るまでの線維を視放線という。全てを障害されると同名半盲、上下いずれかを障害されると四半盲となる。後頭葉付近では黄斑回避がみられることがある。
d 黄斑回避の健側視野の同名半盲もしくは、黄斑部の健側半分の障害となる。
e 障害部位によるが、基本的に両眼とも健側視野の同名半盲や四半盲となる。

正答率:96%

テーマ:輪状暗点を生じ得る病変部位

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