105B61

対応として適切でないのはどれか。
導尿
輸液
抗菌薬投与
抗癌化学療法
抗男性ホルモン療法

解答: d

105B61の解説

a 下腹部から分かるほど尿貯留があると考えられるため、導尿は必要である。
b 食思不振でありアルブミン値は低値で低栄養・脱水状態になりつつあると考えられる。また、これから抗菌薬の点滴や貧血が進行すれば輸血の必要もあり、ルート確保はしなければならない。ただし、導尿を行ない尿閉を解除してからである。
c 発熱、炎症反応高値などから感染による腎盂腎炎が疑われるため抗菌薬の投与が必要である。
d 誤り。転移のある前立腺癌の第一選択はホルモン剤による治療である。抗癌剤はそれらの薬物療法が無効であった場合にのみ用いられる。
e dの通り、抗男性ホルモン剤やLHRHアゴニスト、エストロゲン薬が第一選択薬となる。

正答率:67%

テーマ:【長文3/3】前立腺癌の脊椎転移への対応

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