105F24

70歳の女性。けいれんと意識消失とを主訴に来院した。買い物をしていて、突然右指のけいれんをきたした。けいれんは上肢全体へと広がり、意識を失った。しばらくして意識を回復したという。頭部造影MRIを別に示す。
この患者のけいれん時にみられた可能性が高いのはどれか。
散瞳
眼瞼下垂
共同偏視
水平眼振
輻湊障害

解答: c

105F24の解説

右指を機転としたけいれん。頭部造影MRIでは左頭頂葉〜前頭葉に髄膜腫と思しき腫瘤がみられ、これが原因と考えられる。
a・b・e これらはすべて動眼神経障害によりみられる。
c 正しい。前頭葉障害により共同偏視がみられる。
d 水平眼振は橋の障害にてみられる。

正答率:76%

テーマ:脳腫瘍によるけいれん時の随伴症状

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