104I49

35歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身長172cm、体重80kg。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球520万、Hb 15.3 g/dL、Ht 47%、白血球6,800、血小板26万。血液生化学所見:AST 24 U/L、ALT 53 U/L、γ-GTP 84 U/L(基準8~50)。腹部超音波写真を別に示す。検査中、体位による病変の移動はみられなかった。
対応として最も適切なのはどれか。
経過観察
経口胆石溶解薬投与
内視鏡的乳頭括約筋切開術
経皮経肝胆嚢ドレナージ
腹腔鏡下胆嚢摘出術

解答: a

104I49の解説

γ-GTPは軽度高値であるものの、AST、ALTの上昇はない。腹部超音波写真では胆嚢内に数mm大の腫瘤を認め、1cm未満であることから胆嚢ポリープが疑われる。
a 正しい。定期的に内視鏡検査を行う。
b 胆石は認めていない。
c 総胆管結石の際の治療法である。
d 急性胆嚢炎の際の治療法である。
e 急性胆嚢炎や胆嚢結石症の際の治療法である。

正答率:84%

テーマ:胆囊ポリープの治療

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