104I36

気管支喘息の病理所見として正しいのはどれか。2つ選べ
平滑筋層の肥厚
リンパ球の浸潤
細気管支の破壊
基底膜部の線維化
気道上皮の過形成

解答: a,d

104I36の解説

a 正しい。平滑筋層は肥厚する。
b リンパ球ではなく好酸球が浸潤する。
c 原則として可逆性の病態であり、細気管支の破壊までは至らない。
d 正しい。リモデリングにより基底膜部の線維化をきたす。
e △。リモデリングにより気道上皮の過形成をみる可能性がある。
※aが正答であり、bとcが誤りであることは確実だ。dとeが甲乙つけがたく、採点除外問題となった可能性が高い(公式な正答は厚労省から発表されていない)。各方面の文献等を総合的に加味し、ここでの正答はaとdにしておく。
※難問であり、出題当時の正答率は極めて低かった。「こんな理不尽な出題もあった」程度に軽くとらえ、次の問題へ進もう。拘泥して時間を浪費すべき問題ではない。

正答率:48%

テーマ:気管支喘息の病理所見

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