104F27

この後の医師の発言として最も適切なのはどれか。
「その心配はありませんから安心してください」
「現在は咳以外に何かお困りの症状はありませんか」
「肺炎を起こしているのではないか心配なのですね」
「では、さっそく胸部エックス線の検査をしましょう」
「つらい中でよくここまで仕事を続けてこられましたね」

解答: c

104F27の解説

a まだ診察を一切行っておらず、肺炎の心配がないとは言い切れない。
b 咳以外の主訴を聴取しており、不適切な発言とは言えない。しかし、「最も適切」と聞かれたらcに正答をゆずる。
c 正しい。患者の発言を繰り返しており、しっかりと傾聴している旨をアピールできる発言である。
d 画像検査をいきなり行うのは診療手順として不適切。問診の次は身体診察を行うのが一般的である。
e 共感的態度と言えるが、本人が「それほどつらくはない」と述べている以上、「最も適切」とは言えない。
※bやeも誤りとは言い切れない。日本語の表面的な良し悪しを選択させるタイプの問題で、古い世代の必修問題という感が否めない。

正答率:87%

テーマ:【長文2/2】咳嗽を訴える患者への医師の発言

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