104E36

主幹動脈損傷を伴う四肢開放性外傷で正しいのはどれか。
創部を圧迫して止血する。
局所麻酔下に血管縫合する。
鉗子で出血部を挟んで止血する。
血行再建は8時間以上の経過観察後に行う。
末梢の壊死は下肢よりも上肢で起こりやすい。

解答: a

104E36の解説

a 正しい。主幹動脈損傷のため出血が続くと出血性ショックをきたしてしまう。直接圧迫により止血を図る。
b 出血性ショックの危険もあり、主幹動脈損傷では全身麻酔下で行うべき。
c 圧迫止血が優先される。鉗子により血管損傷を増大させる恐れがあるが、直接圧迫できず緊急を要する時以外は行うべきではない。
d 主幹動脈損傷は臓器虚血が進行してくる恐れがあり、可及的速やかに血行再建を行うべき。
e 下肢の方が血行が悪く、壊死は上肢よりも下肢で起こりやすい。

正答率:78%

テーマ:主幹動脈損傷を伴う四肢開放性外傷の治療手順

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