104C31

現 症:身長156 cm、体重49 kg。体温36.4 ℃。脈拍96/分、整。血圧110/70 mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。肝・脾を触知しない。両下腿に軽度の圧痕浮腫を認める。
検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球370万、Hb 10.8 g/dL、Ht 34 %、白血球11,000(桿状核好中球2 %、分葉核好中球53 %、好酸球3 %、好塩基球1 %、単球3 %、リンパ球38 %)、血小板32万。血液生化学所見:アルブミン4.3 g/dL、尿素窒素10 mg/dL、クレアチニン0.52 mg/dL、AST 18 U/L、ALT 16 U/L、LD 289 U/L(基準値176~353)、Na 143 mEq/L、K 4.1 mEq/L、Cl 106 mEq/L。CRP 0.6 mg/dL。
追加すべき検査はどれか。
尿中ヒト絨毛性ゴナドトロピン測定
上部消化管内視鏡検査
頭部単純MRI
便虫卵検査
抗核抗体

解答: a

104C31の解説

特記すべき項目もなく、正常妊娠を強く疑わせる。両下腿に軽度の圧痕浮腫を認めることから、正常妊娠による母体変化もみられており矛盾しない。
a 正しい。尿中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)測定とは妊娠反応検査のことであり、妊娠の有無を確認するために有用である。
b 消化管出血を示唆する所見に乏しく、上部消化管内視鏡検査を行う理由がない。
c 脳器質病変や神経感染症を疑わせる所見はなく、頭部単純MRIは必要ない。
d 発熱や下痢、腹痛などもなく寄生虫感染は考えにくいため便虫卵検査は不要である。
e 関節リウマチなどを疑う場合には追加すべきであるが、本例とは臨床像が異なる。

正答率:94%

テーマ:【長文2/2】妊娠が疑われる女性に対する検査

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