104C10

加齢性白内障に対する眼内レンズ挿入を伴う手術治療で正しいのはどれか。
高齢者では全身麻酔下で行うことが望ましい。
水晶体超音波乳化吸引術が主に行われる。
糖尿病を合併する場合は眼内レンズ挿入の適応がない。
術後約1か月は抗菌薬の内服が必要である。
眼内レンズは定期的に入れ替える必要がある。

解答: b

104C10の解説

白内障手術のポイントは、水晶体嚢に入っている元々の水晶体を超音波で砕いて吸引し、代わりに嚢内へ人工の眼内レンズを挿入するという点である。
a 基本的に眼科の手術は局所麻酔である。認知症患者や小児など、指示が入りくい場合は全身麻酔を用いる。
b 正しい。上記の術式が水晶体超音波乳化吸引術である。
c 特にそういった規定はない。糖尿病患者では術後感染に特に注意する必要がある。
d 抗菌薬の内服は数日間である。抗菌薬点眼は1か月ほど使用する。
e レンズが脱臼してしまったり位置がずれてしまったりしない限りは入れ替える必要はない。

正答率:96%

テーマ:加齢性白内障に対する眼内レンズ挿入を伴う手術治療について

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし