104A13

在胎32週、頭位分娩で出生した新生児に合併しやすいのはどれか。2つ選べ
低血糖症
腕神経叢麻痺
胎便吸引症候群
呼吸窮迫症候群
帽状腱膜下血腫

解答: a,d

104A13の解説

a 正しい。在胎32週のような早産児では消化管発達が不十分であり、低血糖症となりやすい。
b 106I39では「頭位分娩時に腕神経叢が損傷を受けやすい」と出題されており、やや本選択肢と矛盾する。しかし106回の問題と異なり、今回は早産児での出題だ。一般に早産児は体が小さいため、腕や肩が引っかかり腕神経叢が障害されるリスクは低い。
c 胎便吸引症候群は過期産児に多い。
d 正しい。早産児は肺サーファクタント〈表面活性物質〉の産生が少なく呼吸窮迫症候群になりやすい。
e 帽状腱膜下血腫は吸引分娩による合併症である。

正答率:63%

テーマ:頭位分娩で出生した早産児に合併しやすい疾患

フォーラムへ投稿

関連トピック