104H23

60歳の男性。大腸がん検診で便潜血陽性を指摘されたため来院した。検診結果は2回の検査のうち1回は陽性で、1回は陰性であった。自覚症状はない。10年前の胃がん検診で胃潰瘍瘢痕の疑いを指摘されている。
対応として適切なのはどれか。
経過観察
便潜血の再検査
腹部造影CT
上部消化管内視鏡検査
下部消化管内視鏡検査

解答: e

104H23の解説

a 1回陽性となっているため、精査が必要である。
b すでに1回陽性となっているため再検査は不要。
c 内視鏡による腸管内精査が優先される。
d 下部消化管内視鏡を行う。
e 正しい。便潜血検査は2回法が行われており、1回でも陽性であれば下部消化管内視鏡による精査が必要である。

正答率:77%

テーマ:大腸がん検診の解釈とその対応

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