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瞳孔不同、対光反射遅延、という記載からは視神経または動眼神経の障害が考えられる。ゆえにａまたはｃの二択だが、あとはSAHに合併しやすい脳神経障害を知っているか、という疫学的知識の問題となる。
ａ　上記のように視神経障害を100％否定することはできないが、SAHではｃがみられやすいため不適切。
ｂ　Adie症候群では病側の散瞳と対光反射消失をみる。が、動眼神経の副交感神経節後線維障害が原因となるため、いずれにせよｃが正しい（1つしか選べないためｂは不適切）。
ｃ　正しい。動眼神経麻痺が最も考えやすい。
ｄ　Horner症候群では眼瞼下垂と縮瞳をみる。
ｅ　ArgyllRobertson瞳孔では両側の縮瞳をみる。