103H28

70歳の男性。頭痛を主訴に来院した。2か月前に飲酒後転倒し前頭部を打撲した。2週前から頭痛があり、左手足の脱力が徐々に進行している。意識は清明。軽度の左不全片麻痺を認める。頭部単純CTを別に示す。
処置として適切なのはどれか。
穿頭ドレナージ
脳室ドレナージ
脳槽ドレナージ
膿瘍ドレナージ
腰椎ドレナージ

解答: a

103H28の解説

高齢男性が2か月前の前頭部を打撲に由来すると思われる麻痺症状で来院している。画像では三日月型の血腫が同定され、慢性硬膜下血腫の診断となる。
a 正しい。穿頭ドレナージにより、血腫を吸引する。
b〜e 本患者の病態にそぐわない部位からのドレナージである。

正答率:96%

テーマ:慢性硬膜下血腫の治療

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