103G53

30歳の男性。18歳時に統合失調症を発症し、過去に2回の入院歴がある。ここ数年は症状が安定し就労していたが29歳時に妄想が再燃し、3回目の入院となった。入院から6か月が経過し状態は安定し、日常生活も自立していることから、主治医は自宅への退院を考えている。患者は対人関係をうまくとることができないため、主治医は一般社会ですぐに働くのは困難と判断している。
退院後、患者が利用するのに適切なのはどれか。2つ選べ
援護寮
デイケア
福祉工場
グループホーム
訪問リハビリテーション

解答: b,c

103G53の解説

18歳時に統合失調症を発症し、3回目の入院となった30歳の男性。状態が安定し日常生活も自立していることから退院することとなったが、対人関係をうまくとることができないため、主治医は一般社会ですぐに働くのは困難と判断している。
a・d 今回は自宅への退院であり日常生活も自立しているため、利用は不要である。
b 正しい。デイケアに通いプログラムを受ける中で対人関係スキルを学ぶ。
c 正しい。福祉工場にて職業訓練を行い、社会生活への適応を目指す。
e 理学療法や作業療法などのリハビリテーションは必要ない。

正答率:50%

テーマ:統合失調症患者の退院後対応

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし