103E4

老人性難聴の患者への対応として適切なのはどれか。2つ選べ
近づいて普通の大きさの声で話す。
補聴器のボリュームをできるだけ上げる。
患者の興味のある話題を選んで話しかける。
高い音のチャイムで食事の時間を知らせる。
音声を介したコミュニケーションを避ける。

解答: a,c

103E4の解説

外来でも病棟でも必要なスキルといえる。高音域が聞こえにくくなり、音の方向が判別しにくくなる。「申し訳なさ」から聞こえたふりをする場合があるので、適切な配慮が必要である。
a 正しい。大声で話すと叱られているような不快に感じる場合があるので近づいて普通の大きさの声でゆっくり話す。
b 全員が補聴器をしているわけではない。また、補聴器のボリュームを上げるよう指示することを不快に感じる場合がある。
c 正しい。注意を引いてから話しかけることは重要である。
d 高音域が聞こえにくいため誤り。
e 全く聞こえないわけではないので、聞こえに対しての「あきらめ」をみせるべきではないだろう。

正答率:89%

テーマ:老人性難聴の診察における注意

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