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CT値とは水を0、空気を-1000、硬い骨を+1000とした組織の密度の相対値である。
ａ　肺はそのほとんどが空気であり、CT値は-1000近くとなる。
ｂ　誤り。脂肪のCT値は-50〜-100程度であり覚えておく必要がある。肝臓を含む多くの臓器は軟組織でありCT値は50程度である。
ｃ　ｂに示したように、筋のような実質臓器はCT値50程度となる。
ｄ　胆嚢は内部に胆汁を蓄えており、胆汁は液体であるためCT値は水に近い値となる。実際に胆嚢はCTで低吸収となる。
ｅ　大動脈の内部は血液であるが、血液は水や胆汁とは異なりタンパク質を多く含んでおりCT値は50程度である。