103C5

身体診察の組合せで正しいのはどれか。
肝 --------- 側臥位
腎 --------- 腹臥位
膀胱 --------- 立位
前立腺 --------- 腹臥位
直腸 --------- 側臥位

解答: e

103C5の解説

a 肝臓は主に右肋骨下に存在する。仰臥位で吸気時に肋骨下縁から上に向かって押すと、横隔膜によって押し下げられた肝臓の下縁に触れることがある。肋骨下縁より1〜2cm下方で触れた場合、異常所見ととる。
b 腎臓は確かに後腹膜臓器であるが、診察は座位もしくは仰臥位で行う。座位では肋骨脊柱角の叩打痛を、仰臥位では双手診で大きさや硬さを評価することができる。
c 尿閉時に仰臥位で下腹部を触診することで膀胱の膨隆が分かる。立位で評価することはない。
d 前立腺の診察は直腸診で行う。直腸診は砕石位か両足をかかえた側臥位(Sims体位)が適している。検査の必要性や方法、患者の羞恥心に留意する必要がある。
e 正しい。dのとおり、直腸診は側臥位(Sims体位)が適している。

正答率:78%

テーマ:診察と体位の組合せ

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