103C31

血液検査で以下の結果が得られた。
赤沈46 mm/1時間。血液所見:赤血球412万、Hb 12.9 g/dL、Ht 41 %、白血球12,200、血小板18万。血液生化学所見:尿素窒素19 mg/dL、クレアチニン0.8 mg/dL、総ビリルビン1.1 mg/dL、直接ビリルビン0.6 mg/dL、AST 73 U/L、ALT 86 U/L、LD 380 U/L(基準176~353)、ALP 222 U/L(基準115~359)、Na 137 mEq/L、K 4.5 mEq/L、Cl 107 mEq/L。CRP 6.4 mg/dL。
治療としてまず行うのはどれか。
浣腸
腹腔鏡手術
抗菌薬投与
胃粘膜保護薬投与
非ステロイド性抗炎症薬投与

解答: c

103C31の解説

血液検査にて白血球12,200、CRP 6.4mg/dLと感染所見があり、淋菌やクラミジア感染が疑われる。
a 明らかな炎症症状があり、便秘など浣腸により対処できる疾患は否定的である。
b 腹腔鏡手術をまず行う臨床像ではない。
c 正しい。性感染症に対し抗菌薬投与を行う。
d 嘔吐などの上部消化管症状もなく、胃粘膜保護薬は不要である。
e 下腹部痛は抗菌薬投与によって改善が見込めるため必要ない。

正答率:95%

テーマ:【長文2/2】クラミジア感染症の治療

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