103A6

大動脈弁閉鎖不全症でみられるのはどれか。2つ選べ
奇脈
I音の亢進
脈圧の増大
II音の固定性分裂
to and fro murmur

解答: c,e

103A6の解説

a 奇脈は心タンポナーデでや緊張性気胸で認める。
b I音の亢進は僧帽弁狭窄症〈MS〉で認める。
c 正しい。拡張期に大動脈弁逆流によって拡張期血圧が低下するため、脈圧は増大する。
d II音の固定性分裂は心房中隔欠損症〈ASD〉で認める。
e 正しい。大動脈弁逆流により1回拍出量が増大し、相対的に大動脈弁狭窄症〈AS〉となり、収縮期駆出性雑音も認めることがある。従って、収縮期雑音と拡張期雑音が同時に存在し、往復性雑音(to and fro murmur)と呼ばれる。

正答率:87%

テーマ:大動脈弁閉鎖不全症〈AR〉の聴診所見

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし