103I60

56歳の男性。動悸を主訴に来院した。数年前から頻回に動悸を自覚していた。脈拍132/分、不整。血圧130/74 mmHg。心雑音を認めない。モニター心電図を別に示す。
治療として適切でないのはどれか。
β遮断薬投与
ジギタリス投与
アトロピン投与
電気的除細動
カテーテルアブレーション

解答: c

103I60の解説

動悸を主訴とする56歳男性。モニター心電図ではRR間隔不整、P波の消失を認めており心房細動の診断である。
a・b β遮断薬、ジギタリスはレートコントールとして用いる。
c 誤り。アトロピンは徐脈に対して用いる。
d 薬剤不応の場合や血行動態が不安定化している時は、電気的除細動で洞調律化を試みる。
e 心房細動の非薬物治療として肺静脈隔離術といったカテーテルアブレーションを検討する。

正答率:67%

テーマ:心房細動〈AF〉の治療

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