103G19

肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法で正しいのはどれか。
抗菌薬を注入する。
肝予備能に影響する。
門脈本幹閉塞例に施行する。
ラジオ波焼灼術と併用しない。
腫瘍が3個以上では適応とならない。

解答: b

103G19の解説

肝動脈化学塞栓療法〈TACE〉はChild Pugh分類A or Bかつ肝外転移がなく、かつ腫瘍径が3cm以上の場合に適応となる。
a 抗癌剤を注入する。
b 正しい。治療とはいえ、肝動脈を詰めてしまうわけであり、治療後は肝予備能が低下する。
c 門脈本幹閉塞例には禁忌である。
d ラジオ波焼灼術と併用することもある。
e 腫瘍の個数は不問。

正答率:88%

テーマ:肝細胞癌〈HCC〉に対する肝動脈化学塞栓療法〈TACE〉について

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