102I47

15歳の男子。右上下肢のけいれん発作を主訴に来院した。近医で頭部CTでの異常を指摘された。意識は清明。同名性右上四半盲を認める。頭部単純MRIのT2強調像(A)と左内頸動脈造影側面像(B)とを別に示す。
病変の局在はどこか。
前頭葉
頭頂葉
側頭葉
後頭葉
基底核

解答: c

102I47の解説

Aより側頭葉に水の成分が貯留している様子をみてとれる。Bでも側頭葉に血管の分布がみられていない。孔脳症とよばれる病態。側頭葉障害により、同名性右上四半盲がみられていることも確認しよう。
a〜e 上記の通り、cの側頭葉が正しい。実質的にAの画像一発で解ける問題だ。

正答率:62%

テーマ:孔脳症における病変の局在

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