102I16

学校における脊柱側弯症検診で着目すべき所見はどれか。2つ選べ
漏斗胸
肋骨の隆起
肩甲骨の位置
仙椎部の腫瘤
Lasègue徴候

解答: b,c

102I16の解説

側弯症では、両肩の高さの左右差や前屈位での肋骨の隆起〈rib hump〉、肩甲骨の左右差〈prominent scapula〉を認める。
a 特発性であるものも多いがマルファン症候群やくる病が原因となる。前胸部の凹みであり原因は肋骨の形成異常によると言われている。側弯症とは関係がない。
b 正しい。前屈時に背部の肋骨の高さに左右差がある。
c 正しい。直立時に左右いずれかの肩甲骨が対側よりも浮き上がる。
d 髄膜瘤にてみられるが、これは入学以前に判明しているはずだ。
e 下肢挙上テスト、SLRテストとも。仰臥位の患者の片下肢を挙上し、坐骨神経領域に生じた痛みでそれ以上股関節の屈曲が出来ない場合に陽性とするテストである。ヘルニアの診断に使われる。学校健診では行われない。

正答率:77%

テーマ:学校における脊柱側弯症検診で着目すべき所見

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