102E31

組合せで正しいのはどれか。
石綿 --------- 胸膜のプラーク形成
金属ヒューム --------- チトクロム酸化酵素の阻害
塩化ビニルモノマー --------- 末梢血管の攣縮
径10μm以上の粉じん --------- 肺胞への沈着
高気圧作業後の急な減圧 --------- 体液中二酸化炭素の気泡化

解答: a

102E31の解説

a 正しい。石綿への長期曝露により、胸膜にプラークを形成する。
b 金属ヒュームを吸引することで金属熱や喘息様気管支炎、化学性肺炎として肺水腫やびまん性肺胞傷害などを生じる。チトクロム酸化酵素の阻害はシアン化水素による。
c 塩化ビニルモノマーに曝露すると全身性強皮症やRaynaud現象などを生じる。Raynaud現象自体は末梢血管の攣縮により生じるものであるが、因果関係が異なる。
d 直径10μm以下の粉じん曝露にて、肺胞への沈着による障害がおこる。
e 高気圧作業後の急な減圧により、体液中の窒素が気泡化する。

正答率:94%

テーマ:中毒物質とその障害の組合せ

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