101G22

58歳の男性。健康診査で初めて高血圧を指摘され来院した。自営業。喫煙歴はない。飲酒はビール中ビン1本/日を20年間。身長168cm、体重75kg。血圧148/92mmHg。尿所見と血清生化学所見とに異常を認めない。
初診時の対応として適切なのはどれか。2つ選べ
降圧薬を処方する。
血圧の経過をみる。
禁酒するよう指導する。
体重を減らすよう指導する。
ブドウ糖負荷試験を実施する。

解答: b,d

101G22の解説

高血圧を指摘された58歳男性。BMI 26.6と肥満を認める。血圧148/92mmHgでI度高血圧を認める。
a I度高血圧で予後影響因子は肥満のみであるため、まずは生活指導を行う。
b・d 正しい。まずは1ヵ月生活習慣の指導により血圧の推移を見る。
c そもそもアルコールは高血圧症の危険因子ではない。また、ビール中ビンは500mlで、適量と考える。
e ブドウ糖負荷試験は糖尿病の診断に用いる。

正答率:80%

テーマ:高血圧患者の初診時の対応

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