101F69

疾患と症候の組合せで正しいのはどれか。
結節性多発動脈炎 --------- 黄疸
Behçet病 --------- 結節性紅斑
Wegener肉芽腫症 --------- 点状出血
大動脈炎症候群 --------- 紫斑
過敏性血管炎 --------- 血圧の左右差

解答: b

101F69の解説

a 結節性多発動脈炎では発熱やしびれがみられるも、黄疸はみない。
b 正しい。Behçet病で結節性紅斑が出現することは有名事項。
c 多発血管炎性肉芽腫症〈GPA〉〈Wegener肉芽腫〉では上気道、肺、腎、のトラブルがみられる。点状出血は呈さない。
d 大動脈炎症候群では中枢血管と関連した症状がみられる。紫斑のような末梢血管のトラブルはみられない。
e 過敏性血管炎は末梢の毛細血管等に白血球破砕性血管炎をみる病態である(III型アレルギーの機序を持つと考えられている)。血圧の左右差は中枢血管の病変、すなわち高安動脈炎〈大動脈炎症候群〉などでみられる。

正答率:89%

テーマ:免疫疾患と症候の組合せ

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