101F2

双胎妊娠で正しいのはどれか。2つ選べ
(編注:出題時は2つ選ばせる問題であったが、現在の正解は1つ)
妊婦貧血の発症率が高い。
1卵性双胎は1絨毛膜性双胎となる。
妊娠高血圧症候群の発症率は単胎と差がない。
体外受精の結果発生する双胎のほとんどは2卵性である。
2絨毛膜性双胎は1絨毛膜性双胎に比較して周産期のリスクが高い。

解答: a

101F2の解説

a 正しい。胎児それぞれに循環血液を送り込むため、妊婦貧血をきたしやすくなる。
b 1卵性双胎は1絨毛膜性双胎も2絨毛膜性双胎もあり得る。
c 胎児それぞれに循環血液を送り込むため、妊娠高血圧症候群の発症率は単胎よりも多くなる。
d 出題当時は「2つ選べ。」という出題で、dも正解であった。当時、体外受精では複数の卵子を使用しており、発生する双胎のほとんどは2卵性であったためだ。現在は多胎を防止するため、1周期につき1つの胚を移植することが推奨されている。そのため、双胎がみられたとしても1卵性となる。
e 1絨毛膜性双胎は絨毛膜を共有するため胎児不均衡をおこしやすく、2絨毛膜性双胎に比較して周産期のリスクが高い。

正答率:57%

テーマ:双胎妊娠について

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