101D48

生理食塩水の点滴と静脈内インスリン持続注入とによって患者の意識レベルは一時改善したが、やがて再び意識障害が進行した。
治療方針を決めるために最も有用な検査はどれか。
頭部単純CT
脳脊髄液
脳波
心エコー検査
心電図

解答: a

101D48の解説

a 正しい。大量輸液により脳浮腫を呈した可能性が高い。頭部単純CTで確認したい。
b 脳脊髄液は髄膜炎を考えた際に実施する。
c 脳波はてんかん等の背景が存在した際に考慮する。
d 心エコー検査は心不全を考えた際に実施する。
e 心電図はカリウム異常を考えた際に実施する。DKAでは初期に高カリウム、治療が進んでくると低カリウム血症となる。が、カリウム異常単独では意識障害はみられないのがポイント。

正答率:53%

テーマ:【長文2/2】糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉治療後に再び意識障害が進行した患者の検査

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