101D27

40歳の男性。飲酒量増加のため妻に説得されて来院した。建築会社で現場監督の仕事に従事している。以前から酒好きであったが、3、4年前から、休日の午前中も飲酒するようになった。最近は平日でも朝から飲酒し、仕事に支障をきたすようになった。
対応として適切でないのはどれか。
午前中の禁酒を勧める。
保健所への相談を勧める。
専門医療機関の受診を勧める。
本人の飲酒についての考えを聞く。
多量飲酒の健康影響について説明する。

解答: a

101D27の解説

中年男性の飲酒量増加。午前中の飲酒(Eye-opener)や、仕事への支障もみられており、アルコール依存症と考えられる。
a 誤り。午前中だけでなく、終日の禁酒を勧めるべき。
b 保健所に相談窓口がある。
c 専門医療機関を受診し、治療すべき病態だ。
d 自己決定権の尊重は重要だ。その観点から本人の飲酒についての考えを聞くのもよい。
e 情報提供の一環として多量飲酒の健康影響について説明することも大切。

正答率:81%

テーマ:アルコール依存症患者への対応

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