101D25

86歳の男性。ケトン性アシドーシスによる意識障害のため搬入された。入院後インスリン療法で意識は回復し、通常の日常生活に戻れる目途がたった。82歳の妻と2人暮らしである。かかりつけ医から耐糖能異常に対して食事療法を受けていたが、入院までは自立した生活を送っており、散歩や庭仕事を楽しんでいた。子供はいない。
退院に向けて重要性が低いのはどれか。
栄養指導
家屋改造
ケアカンファレンス
かかりつけ医との相談
インスリン自己注射の指導

解答: b

101D25の解説

a 糖尿病患者に対する栄養指導は必須である。
b 誤り。脳梗塞で入院したわけではない(つまり麻痺が残ったりはしない)。患者は自立した生活を送っており、家屋改造は不要だろう。
c・d 退院というイベントに向けて、ケアカンファレンスやかかりつけ医との相談を行うことは一般的な対応である。
e 自宅での血糖管理のため、インスリン自己注射が必要となる。自身に針を指す手技であり、指導が必要となる。

正答率:96%

テーマ:糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉患者の隊員に向けた指導

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