101B6

日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスの2013年から2014年の医療資源に関する表を示す。
(編注:出題時は「2002年から2003年」であったが、データを刷新した)
病床100床 病床100床 人口千人 人口千人
当たりの医師数 当たりの看護師数 当たりの医師数 当たりの看護師数
17.3 78.9 2.3 10.5
49.4 156.6 4.1 13.0
49.2 154.0 3.1 9.7
100.0 296.4 2.8 8.3
89.7 382.8 2.6 11.1

日本はどれか。

解答: a

101B6の解説

医療資源に関する表より、日本のデータを選ぶ設問である。2013年当時、日本国人口は約1億3千万人、医師数は約31万人であった。この知識より人口千人当たりの医師数に着目すると、正解はaとなる。
a 正しい。①は日本。
b ②はドイツ。
c ③はフランス。
d ④はイギリス。
e ⑤はアメリカ。

【別解(thanks to kentea)】
全国の病床数=X、全国の医師数=Y、全国の人口=Z、病床100床あたりの医師数=A、人口千人当たりの医師数=Bとする。
すると、100床:A=X:Y、1000人:B=Z:Yなので、Y=AX/100=BZ/1000、つまりは、A/B=Z/10Xとなる。
よって、AをBで割ると、「何人に一人、病床があるか」と実質同じ指標になり、最も少ない①が正解と導ける。我が国は他の国と比し、病床数が多すぎる、というメッセージなのかもしれない。

正答率:87%

テーマ:国際比較における日本の医療資源

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