101A11

28歳の女性。1年前から次第に増大する頸部腫瘤を主訴に来院した。頸部の造影CTで頸部交感神経由来の腫瘍が疑われ、摘出術を行うことになった。頸部の写真を別に示す。
術後合併症として可能性があるのはどれか。2つ選べ
眼振
複視
眼球突出
眼瞼下垂
瞳孔異常

解答: d,e

101A11の解説

若年女性の1年前から次第に増大する頸部腫瘤。画像でも境界明瞭な腫瘤がみられている。頸部交感神経由来の腫瘍とのことで、これを摘出したらどのような合併症がみられるか予想すればよい。
a〜c 頸部にこれら異常と関連する解剖構造は存在しない。
d・e 正しい。頸部交感神経の障害によりHorner症候群をみる。それにより眼瞼下垂と瞳孔異常(縮瞳)をみる。

正答率:78%

テーマ:頸部腫瘤の術後合併症(Horner症候群)

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